放散虫のぬいぐるみ(1994)

1994年10月に神戸で第7回国際放散虫研究集会(InterRad)が開催された。その年の春頃,水垣はたまたま放散虫のぬいぐるみを作ったので見せびらかしていたら,涌多氏が「これ,InterRadで売るといいなー」と言い出した。冗談だと思っていたら,試作品を事務局に見せて了解を取ったというので,夜なべして50匹ほど量産した。種類はAlbaillella asymmetrica,Pseudoalbailllella sp.,Paronaella solanoensis(以上縫いぐるみ),Eucyrtidiellum sp.,Archaeodictyomitra(?) sp.(以上編みぐるみ),Neosciadiocapsa(?) sp.(編んだだけで詰め物なし,よって価格を低めに設定)である。sp. になったり(?)がついたりするのは,縫いぐるみや編みぐるみでは細かい部分が表現できないためである。毛糸が半端に余ったので,Archaeodictyomitraタイプを3匹ほど横縞模様にしてみた。水垣は売りに行かなかったので,あとは涌多氏から聞いた話であるが,このみやげ物はなかなか好評であった。特に縞模様のを矢御氏がたいそうお気に召して,これを含めて10匹ほどもお買い上げ頂いたそうである。ところでInterRadには名大から弧縞氏が参加していた。弧縞氏は「水垣さんが作ったんなら,売れ残ったら全部買い取ってあげよう」と言ったそうであるが,最終日になってみると2匹だけ売れ残っていたので,これを買って名大に持ち帰った。すると未図田煮先生がこれを見て,「こんなものを作っている暇があったら早くD論を書くように,弧縞君からも言ってください!」と言ったので,弧縞氏は律儀にも地調に電話をかけてきて,「早くD論を書けー!」


補足1:InterRad事務局は売り上げからしっかりショバ代を徴収したので,水垣の手取りから材料費を引くといくらも残らなかった。手芸用材料は案外高価なのである。内職は儲からないという教訓。

補足2:D論は1999年提出しました。のろい。

補足3:型紙および編み図は別ページです。ご利用ください。


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